第35回きょうされん全国大会に向けて出発です。朝5:30集合でしたが、元気いっぱい!
福岡空港から飛行機に乗って、小松空港まで…。少し台風の状況が心配でしたが、天気にも恵まれました。今日から2日間頑張ります!
福井には、早く着いたので福井で一番おいしいという評判のヨーロッパ軒へ…
ソースかつ丼をみんなで食べました。熊本でかつ丼といえば、卵が入っていますが、こちらはソースです。地域の名産を食べれることも楽しみの一つですね。
初日は、利用者部会に参加され、恐竜の貯金箱をつくって大喜びでした。
また、この「きょうりゅうと遊ぼう」は障害当事者の司会ではじまり、きょうりゅうの劇をしてくれました。
会場にきょうりゅうのマスコット、チャマゴンとチャマリンが登場。
続いて妖精やおおかみ、うさぎが現れダンスやかわいい踊りに手拍子を打ったり、一緒に踊ったりして楽しかったようです。
翌日は仲間たちと観光!
水族館や博物館の恐竜を楽しむことができたようです。
ボランティアの皆様ありがとうございました。
貴重報告では、「障害を持たない市民との平等性」
去年の東日本大震災にて一般の死亡率に対する障害をもった人の死亡の割合が2倍以上あるという現実。
大阪地裁の判決で、被告人であるアスペルガー症候群の青年の求刑がアスペルガーという障害に対応できる受け皿がないという理由で+4年になった現実。
福祉行政の脆弱さがあります。
障害者差別禁止法が今後制定に向けた動きがありますが、注視していかねばなりませんね。
記念講演で、池辺さんは「とんぼの眼のように」というお話の中で、一方向だけでとらえるのではなく、いろんな角度から見る感性の大切さについて、30年目に愛媛県の山奥にある知的障害がある子供たちの詩集を例に出して頂きました。
「世の中には不公平というものがある。障害というのは最大の不公平だ。でも不公平を乗り越えたところに着地点はある」というお話の中で感じたことは、障害が不公平と感じない社会をつくる事が大事なのかもしれないと感じました。そこに私たちが目指すものもあるのかもしれませんね。
全部は無理かもしれない。でもひとつひとつやっていく先に見えるものがあるのではないでしょうか?
さて、私は、地域・ネットワークの分科会に参加、今後事業所が地域で活動をしていく上において、先進事例を学ぶことができました。少しご報告しておきます。
小さな事の繰り返しなのかもしれないというのが私の先ず率直な感想です。
その中で私たちができることを地道にやっていく大切さを感じました。
私たちは地域で生活をする権利を持っているということ。
自分の住みたい場所で生活ができるということが大事です。
では、権利だけの主張で良いのでしょうか?
やっぱり、地域にはその特徴やルールがあり、生活していく上においてそのルールを守る。
つまり、地域活動に参加するという事が大事です。
さて、できているだろうか?
地域の方は私たちの事業所のことをどれだけ知って頂いているのだろうか?
知って頂く努力をしているのだろうか?
地域の方から見れば、私たちは他所から来たひとなのかもしれません。
仲良くなるには、お互いを知ることからはじまるはずです。
無理をせず自分たちができることをしていけばいいのではないかと感じました。
仕事に追われると、どうしても地域活動等への参加が遠ざかるように感じます。
仕事の支援をすることがすべてでしょうか?
それが本当に仲間にとって幸せなことなのでしょうか?
やっぱりそこに地域が必要だと思います。
仲間がいて、友達がいて、家族がいて
帰る場所、つまりふるさとがあるということ。
ほっとする場所。自分が自分らしくいれる場所が大事なのかもしれない。
地域の方から敬遠される場所ではなく、地域の方が気楽に訪ねてこれる場所が仲間にとっても居心地がいいのではないかと感じました。
地域の方々と一緒に歩むことができれば素晴らしいですね。
小さな歩みかもしれませんが、頑張っていきたいとおもいます。
さてさて、多くのみなさんが台風の影響を心配されたご様子。
私たちも台風の状況を見ながら参加しました。最終的には福井で泊まることも検討しましたが、JR運休という条件の中、貸し切りバスをチャーターしていたので、無事に小松空港まで辿り着きました。小松空港でも羽田空港行きは運休となりましたが、福岡行きは15分遅れで出発。
帰りの飛行機はかなり揺れましたが、元気に変えることができました。
いっぱいの思い出を持って帰ることができたようです。